静けさが戻る

厚い雲に覆われたどんより曇り空の空模様。
雨は止んでいて、空は明るくなってきた。
今し方一瞬陽射しがシュワーっと届いたがすぐに隠れてしまった。
梅雨どっぷりの少々ぺたぺた気味の空気感。

普段からかなり静かなこの周辺の住宅街。
昭和中期ころ？開発された住宅街で、自分の親の世代にあたる時代か…と思う。
令和の今となっても、なんだか昭和の雰囲気が漂う様子。

ときおり風にのって聞こえてくる、ご近所の懐かしい音色のオカリナの響き、
八小節ほどのいつものフレーズが聞こえたかと思うと、
ジャンジャンとやって終わってしまうピアノの音…

騒音とは言いがたい、どちらかというと、
「私は元気です！」といった消息お知らせのような環境音が響く住宅街。

何度も引っ越しを繰り返したから、騒音の怖さはなんとなくわかるが、
まぁ〜どちらかといえば、音を出して怒られる側だった。
ドラムという楽器は、建て込んだ住宅街ではほんと禁忌な楽器だよなぁ…

昨日の都議選の往き道で聞こえてきたピアノの練習を聴きながら、ぼんやり考えた。

そういえば、都議選。
前回「風の行方」で書いていた「都民ファーストの会」は、議席を45から31に落として第二党となった。
そんなお祭り騒ぎが終わって、静けさを取り戻した八王子のはずれの住宅街。